憧れの吹き抜けで失敗を防ぐために!吹き抜けを設ける際のポイントをご紹介!

2021/10/31(日) お家づくり解説

こんにちは! 京都の別所工務店です☆

部屋が明るく開放感のある家に住みたいと思ったことはないでしょうか。
吹き抜けをつくることで雰囲気のある建物になるため検討する方が多いと思います。
しかし、安易に吹き抜けを採用すると失敗することもあります。
そこで今回は、吹き抜けを設けて後悔した事例や吹き抜けを設ける際のポイントについて解説します。

□同じような失敗を防ぐために!吹き抜けを設けて後悔した事例

1つ目は、掃除の手間がかかるという後悔です。
吹き抜けをつくると、窓の掃除に手間がかかります。
特に外側の窓にほこりや蜘蛛の巣などが付着します。
定期的に掃除をしないとどうしても汚れが目立ってしまいます。
また、高いところは脚立や足場が必要になり、掃除に不安がある方は業者に依頼するのもひとつの方法です。

2つ目は、メンテナンス費用がかかるという後悔です。
前述の通り、照明の交換や窓の清掃など、足場を組まないとできない掃除は業者に依頼するケースもあるため、その都度、メンテナンス費用がかかります。

3つ目は、方角によっては湿気に弱いという後悔。
吹き抜けを作る方角によっては、湿気に弱くカビが発生しやすくなります。
特に北側では、日当たりがよくない場合が多く、カビが発生する可能性が高いです。
したがって、定期的なメンテナンスが必要となります。

最後に、2階のスペースが狭くなるという声もあります。
吹き抜けをつくると、2階のスペースが狭くなってしまうため、設置前に部屋の間取りや収納スペースを考慮しながら計画を立てる必要があります。

□吹き抜けを設ける際のポイント

*吹き抜けの大きさ

吹き抜けの大きさは、奥行きがポイントになります。
なぜなら、家の開放感に大きく影響するためです。
奥行きが広ければ広いほど開放感に包まれた建物になります。
逆に奥行きが狭くなると、光が壁にあたってしまい部屋の奥まで光が届かなくなります。

*吹き抜けのタイプ

壁に囲まれた吹き抜けやオープンになっている吹き抜けがあります。
壁に囲まれた吹き抜けは、開放感が活かされなくなり効果が小さくなってしまいます。
この場合、窓を大きくするなど、視線の抜けを作ることが大切です。

また、壁の位置が中途半端になると、開放感が少なくなりスッキリとした印象が薄くなります。
さらに窓と対面にある壁の距離が近すぎると、光が奥まで届かないこともあり、風通しもよくありません。

*玄関の上に吹き抜けをつくる

玄関の上に吹き抜けつくると、断熱性や気密性が落ちやすい場所となるため、家全体が寒くなるケースもあります。
断熱性が低い家では、玄関の上に吹き抜けをつくるのは避けた方がよいでしょう。

□まとめ

今回は、吹き抜けを設けて後悔した事例や吹き抜けを設ける際のポイントについて解説しました。
家の明るさや開放感を出すことができる吹き抜けですが、設置する場所や奥行き、方角を考慮しながら計画を立てていくことが大切です。